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2012年3月 3日

1年間で1日3回の食事をきちんと取っていると考えると単純に1095回の食事の機会があります。必ずとも行かないので1000回程でしょうか。
40歳であれば4万回余りの食事回数があります。
ちょっとした食事の変更を積み重なると、すぐに100回や200回になります。
たとえば朝食をきちんと取り、菓子パンや卵であったものをシリアルにする。ご飯を食べるなどです。小腹が空けばおやつにお菓子では無く、チーズ。できればGI値が低く低脂肪のカテージチーズなど。
チョコレートが大好きでやめることに抵抗があっても、カカオ70%以上のものを一口で満足できるかもしれません。ちょっとした工夫で大きな変化が生まれます。
本やテレビで観たからと闇雲に取り入れると、あなたにとってアレルゲンかもしれないので、かえって身体を壊してしまう可能性もあるので注意が必要です。
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フルーツ.png

2012年3月 2日

下記に思いあたる項目があれば、もしかしたらアレルギーかもしれません。
 寝つきや寝起きが悪い
 イライラしやすい
 頭痛がする
 身体がだるい
 ドキドキする
 落ち着きが無い
 むくみやすい

アトピー性皮膚炎や関節リュウマチの患者さんにアレルギー検査を行うと、遅発性アレルギーの卵白や卵黄、乳製品、イーストに反応している患者さんが非常に多いことが分かります。
文献データによると関節リュウマチの患者さんの40%は、身体に反応しているアレルゲンを除去した食生活を行うと軽快するとの報告があります。
ピーナッツが好きで連日おつまみに晩酌していたら、実は検査してみるとピーナッツ・アレルギーで、摂取を止めると原因不明と言われてきた皮膚湿疹が軽快され、むくみやすい体質も改善した方もおります。

知らない間に自分にとって毒となる食物を摂取して、自分自身を痛め付けているかもしれません。遅発性のアレルギーは摂取してから数時間から数日で症状が出てくるので、食べ物が原因であることが分からないケースがほとんどです。イライラや頭痛、寝付けないなど、たまたま体調によって生じた症状かと思い過ごされているかもしれません。
遅発型アレルギーの検査を行うと知らない自分が発見できます。
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2012年3月 1日

米国と日本の歯科医師に「う蝕の診断と治療に関する調査」を行ったところ、日本の歯科医師の方が見つけた虫歯を早く削り詰める事が分かりました。
Courrier Japonの記事でDan ArielyのIrrational Worldによると、「米国の歯科医のジェイ・W・フリードマンの研究で、米国では不必要に高い割合で親知らずが抜かれているという。親知らずは歯肉などの感染症を引き起こすが、その割合は12%である」と。
金銭的なインセンティブがあると虫歯や抜歯などの治療が早まってしまう傾向があることは様々の研究で報告されております。
ビジネスではインセンティブは当然のように行われております。しかし、医療においては疑惑の念を抱かざるを得ません。
予防を中心としてメンテナンスしていくと、虫歯などを見つけても経過観察のみで何年も著変が無いケースも散見されます。
触らぬ神に祟り無しとはこのことでしょうか。
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2012年2月29日

鳥取大学医学部の大西一成助教の研究で中国内陸部から飛来する黄砂に含まれるニッケルが、肌のアレルギーを引き起こすことが分かった。とプレスリリースが出ておりました。

ニッケルは人間にとって成長やDNAの安定などに関与しており、必須ミネラルであります。しかし半面、旧来よりアクセサリーなど長時間皮膚と接する金属に含まれていると、アレルギーを起こすことが知られております。
欧州ではネックレスやピアスなどに光沢を出す目的で添加することは禁じられておりますが、日本では多くの貴金属に用いられています。
友人の彫金師によるとリフォームなどで持ち込まれたアクセサリーを加熱処理するとニッケルと思われる金属が含まれていることが多いそうです。
歯科でもニッケルクロム合金の銀歯が健康保険で認められており、知らない間に口の中にニッケルがあり、皮膚アレルギーの原因となることがあります。ニッケルは安価で加工しやすく安定しているために使用されておりますが、唾液や食物によりニッケルを溶け出させる事が知られております。

皮膚科で行うパッチテストでも水銀はダントツですが、ニッケルも水銀に次ぐ金属アレルギーの原因物質であります。
口の中で使われた金属が原因でアレルギーなどの症状が出ていた場合は、原因を除去しただけでは治らず蓄積した金属を点滴で排泄させることとなります。症状を起こすまでに身体にシステマティックに入り込んだ金属は排泄も簡単にはいきません。
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2012年2月28日

ラバーダムは治療する歯牙を明示して、唾液などの湿潤な環境から隔離する器具であります。ブラックジャックが外科手術時に丸く穴のあいている布をかけて、手術野を明示しているものの、歯科バージョンであります。
口腔内は300とも500種類ともいわれる1兆を越える細菌がいますので、出来るだけ感染源から治療する歯を隔離して、治療の天敵となる湿潤な環境から乾燥した清潔な状態を作ります。
保険治療でも認めてられますが、なぜだか治療後に「あれ何ですか?初めて付けられました」と言われる方が、結構いらっしゃいます。
特別な理由が無い限り使用しています。見た目は大袈裟なラバーダムですが、かけると治療を受ける側も、する側も意外と楽に行える利点もあります。
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ラバーダム.png

2012年2月27日

野菜と果物を摂取することは健康維持の基本です。
果物と野菜を食べる事は、
1. 血圧を適切に維持します。
2. コレステロールを適切に維持します。
3. 血管を柔軟にします。
4. 骨質を守ります。
5. 眼、脳、消化管など様々な器官を健康に保ちます。

しかし、日常生活の中で野菜や果物を多く摂取しようとすると意外と食費もかかりますし、下ごしらえなど準備に時間を取られてしまします。
そこで、
1. 必要性を認識する。果物や野菜の栄養素などの特徴を意識することにより、効率良く摂取することが出来ます。
2. 少しずつ始めましょう。いきなり買い込むのではなく、少しずつ日々に加えることにより増やしていきましょう。
3. そこそこに。まずは日常の食事に加えてみましょう。スープや煮物などに加えてみましょう。
4. 新しいことに挑戦してみましょう。目新しいレシピを取り入れることにより新鮮味が加わります。
5. 混ぜてみます。ミキサーやブレンダーを使ってみましょう。
6. つけてみましょう。バーミヤカウダのように、ソースに野菜をつけて食べてみる。
7. 潰してみましょう。アボガドやトマトなどディップにしてみましょう。
8. 朝に食べてみましょう。一日の始まりに野菜や果物を摂取してみましょう。
9. 飲んでみましょう。ジュースにしてみましょう。
10. 焼いてみましょう。野菜を焼くと一味違います。
11. 加工品も使用してみましょう。少し加工された野菜や果物を併用することにより調理の選択肢が増えます。
12. 加えてみます。スパイスやナッツ、バルサミコ酢、オリーブオイル、ごま油、チーズなどと混ぜる、触感や風味も変わり楽しめます。

ほんの少し工夫することにより、より多くのミネラルやビタミンを日常の食事から摂取することが出来ます。ぜひ少しずつでも工夫して楽しんでみてください。
ハーバード・メディカルスクールニュースレターより一部改編です。
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2012年2月26日

スーパーやデパートの食料品売り場で時間と値札をにらめっこしながら物色するのは楽しいですが、そこで人を観るのも楽しい事柄です。
「You are what you eat.」は諺ですが、まさにそれが垣間見られます。顔色やしぐさ、子どもへの接し方、夫婦の会話等など。
買い物かカゴの中身と予想する性格が一致することが多々見受けられるからです。食欲はホモサピエンスが生存を維持するための本来持っている欲求ですので、狩りをしたり収穫したり、さらに喜びの舞!とスーパーやデパートの閉店間際は縮図のように感じられることがあります。
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医師 高野仁男
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医師 高野仁男

【経歴】
東京医科歯科大学医学部大学院修了
東京医科歯科大学医学博士第1294号
横浜市立大学医学部口腔外科学講座
済生会横浜市南部病院歯科口腔外科
健康食品管理士

【関連学会】
日本口腔外科学会
日本形成外科学会
日本再生医療学会
Dental Practice-Based Research Network
Japan Auto-Tooth Bone Bank
口腔先端応用医科学研究会
健康食品管理士認定協会

【所属学会】
日本口腔外科学会
日本形成外科学会
日本再生医療学会
日本口腔腫瘍学会
米国インプラント学会
ヨーロッパ・インプラント学会
米国歯周病学会