無痛治療その2
意外と思われるかもしれませんが、「無痛治療」は厚生労働省では認めておりません。
最近の厚働省の報告書の中にも、虚偽や客観的事実であることを証明することができない内容として、「無痛治療や絶対安全な手術といった非科学的な表現」「伝聞や科学的根拠に乏しい情報の引用」はしてはならないとのことです。
確かに「無痛」と言われると完全な無痛と受け止められかねません。
しかし、現実的には少しでも治療の痛みを和らげたいのが心情だと思います。
痛みに対しての配慮が大変重要になります。
たとえば採血や点滴での注射針もメーカーや種類によってカット面が違い、痛みも変わります。刺す角度や場所でも違います。刺す場所に表面麻酔をすれば、また違います。
最も大切なことは、信頼関係と術者の気持ちで痛みは大きく変わります。
歯科治療でも局所麻酔に静脈内鎮静法を併用すると「痛み」を和らげることが出来ます。
静脈内鎮静法は内視鏡や婦人科などの検査でも一般的に用いられるようになりましたが、術者は麻酔の状態のコントロールがしやすく、治療を受ける側も不安を簡単に取り除ける有意義な方法です。
絶対に痛みを感じたくない方は全身麻酔も一つの選択方法かもしれません。
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