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2012年8月 4日

本日は昼過ぎに久々のまとまった雨が降りましたね。
しばらくしてやみましたが、東南アジアで遇うようなスコール後の、
空気がすっきりした感じには及びませんでしたが、
植物たちからはホッとした感が伝わってきたようでした。

最近、シンガポール人やマレーシア人に、東京と自国はどちらが暑いのかと問うと
ふた方とも自国と即答しました。
蒸し暑いのが堪えるそうです。

暑い日々が続きますが、少しずつ季節の変わり目を感じるこの頃です。
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2012年7月31日

昨日は所属する高濃度ビタミンC点滴療法(IVC)学会の点滴セミナ―でした。
回を数えるごとに、参加者も女性が増えてきております。
ビタミンCに関しては、特に女性の方が日ごろ興味を持たれていると思いますので、
今後は日常の治療に導入される割合が急激に増加してくるのではないかと思います。

15世紀半ばから始まった大航海時代に話は変わります。
現在では壊血病がビタミンCの欠乏が原因で生じる事が分かっていますが、
17世紀までは原因が分かっておりませんでした。

ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路においては、出港時に180人の船員のうち、帰港した時には100人がこの病気にかかって死亡したとの記述が残っております。
長期のビタミンC不足が歯肉出血や治癒不全、精神不安定などを引き起こしました。
徐々に航海中に野菜や果物を摂取すると起こりにくいと分かってきました。

後に船が大型化するに従い、食糧として生きたヤギも積まれるようになりました。
ヤギは粗食に耐え、厳しい環境にも耐えるため遠洋航海には打ってつけの動物でした。
離れ小島にヤギが生息しているのは、このためです。

人間はビタミンCを体内で生産することは出来ません。
しかし、ヤギはビタミンCを自ら作ることが出来ます。

ヤギのビタミンC合成量は1日14gといわれております。
病気などにかかると、100gものビタミンCを合成することが可能です。

長期間に及ぶ外洋航海でストレスが増加して、ビタミンCの濃度の高まったヤギの肉を摂取することにより、結果的に壊血病を防いでいたのかもしれません。
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医師 高野仁男
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医師 高野仁男

【経歴】
東京医科歯科大学医学部大学院修了
東京医科歯科大学医学博士第1294号
横浜市立大学医学部口腔外科学講座
済生会横浜市南部病院歯科口腔外科
健康食品管理士

【関連学会】
日本口腔外科学会
日本形成外科学会
日本再生医療学会
Dental Practice-Based Research Network
Japan Auto-Tooth Bone Bank
口腔先端応用医科学研究会
健康食品管理士認定協会

【所属学会】
日本口腔外科学会
日本形成外科学会
日本再生医療学会
日本口腔腫瘍学会
米国インプラント学会
ヨーロッパ・インプラント学会
米国歯周病学会