元素
上野の国立科学博物館で「元素のふしぎ」展が行われております。
国立科学博物館は95年か96年頃の、一世風靡した「人体の不思議展」以来です。
当時は新館(地球館)が無く、本館周囲をグルグル列をなしていたのを記憶しております。
閉館に近い時間に行ったにも関わらず、子供からデートのカップル、老人会の様相を呈した集団など多くの人で賑わっておりました。
結果としましては、素直に楽しめました。
目新しい発見があるわけではないのですが、分かりやすく展示してあり、忘れていた記憶を思い起こさせる感じがします。
1時間半でしたが足らず、もう一度行ってもよいかもと思いました。
職業柄ですが、生体内を構成する元素や人体に蓄積する有害ミネラルなどに思わず眼が行ってしまうのですが、その生体に関係する元素を、別の目線で鉱物としてや工業、宝石など様々な視点から分かりやすく見る事が出来ます。
また日常に接する機会の多い絵の具なども、一覧で学ぶことができます。
たとえばコバルトがブルーでセレンはピンクです。
セレンと言われれば体の中で過酸化脂質を分解する抗酸化酵素の主成分と答えていたものも、今ではその図式にさらに色が付いてピンク色をしております。
またTaタンタルをみてターミネーターを思い描き、アルカリに弱いのかと思いながらAg水銀を見るとアルカリに対しては反応性が無いと記載されている。
思わずT-800とT-1000のターミネーター2の映画の構図が頭に思い浮かんでしまいました。
10月8日までですので行かれることをお勧めいたします。
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