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2009年4月11日

【表面麻酔】痛みの少ない麻酔

表面麻酔今までは、「虫歯治療の痛みを少なくするはずの麻酔注射が痛い」というのが、歯科医院が嫌われてしまう理由のひとつでした。麻酔注射をする前に、歯ぐきへクリームを塗ることで、注射の痛みを少なくする表面麻酔を行っております。

また、極細の注射針を使い、長年の感覚を活かして、できるだけ痛みの少ない麻酔を行えるように心がけています。注射が苦手な方も、ぜひ一度ご相談ください。

【静脈内鎮静法】リラックスできる治療環境を

リラックスできる治療環境リラックスして治療を受けていただくために、「静脈内鎮静法」を行っております。静脈内鎮静法は、薬を点滴させていただくことで、不安感や緊張を和らげられる方法です。

大学病院では頭頚部領域に限らず、心臓麻酔や肝臓、肺などの全身麻酔を行ってきた経験を生かして血圧や呼吸を監視させていただきながら、ゆっくり薬を点滴していき、鎮静効果が現れたら治療を開始します。治療時間を短く感じ、予後もいいというメリットのある治療法です。

鎮痛効果はありませんので、局所麻酔薬の併用が必要になります。治療後は、元の感覚に戻ったことを確認させていただいてから、帰宅していただくことになります。

削らない治療

削らない治療一般的な虫歯の治療はタービンやエンジンと言われる器械で歯を削り治療する方法がとられます。しかし初期の虫歯であればカリソルブという消毒薬とアミノ酸を合わせた薬剤で、健康な部分を試食しない虫歯部分だけを溶かす方法で治療することが可能です。

特徴としては、

(1)治療時の痛みが少ない
(2)タービンなど不快な音を発生する機械を使用しない
(3)虫歯のみの選択的除去が可能

などが挙げられます。

不幸にして神経近くまで虫歯が達してしまった場合は、神経を保護する処置や虫歯の菌によって溶解した歯質を再石灰化させることによって神経を残すことできる場合があります。
いずれにしろ手術用の顕微鏡と防湿ラバーダムは必須となるでしょう。

口元から美しくなる審美歯科治療

審美歯科治療

虫歯や歯周病の治療とは違い、整った歯並びや白く輝く歯をつくる治療が審美歯科治療です。

美しい笑顔は、美しい口元から生まれます。一緒に、笑顔が似合う美しい口元をめざしましょう。

このページでは審美歯科治療についてご紹介いたします。

白く美しい歯をつくるオールセラミック

オールセラミックジルコニアやニケイ酸リチウムガラスセラミックスの イーマックス( e.MAX)などのセラミック素材で作られた、金属を使わない人工歯による治療です。

天然の歯と変わらない自然な色合いで審美性や生体親和性にも優れており、前歯の治療にも、奥歯の治療にも用いることができる万能の治療法です。

金属アレルギーの心配がなく、汚れがつきにくいのが特徴。審美面からも、健康面からもお勧めしたい治療法です。

治療の跡が目立たないコンポジットレジン

コンポジットレジン歯と同じ色を使った詰め物が、コンポジットレジンです。

オールセラミック等に比べて、小さな虫歯の治療に使われることが多いのが特徴。金属による治療に比べて、歯に近い白さを実現できるため、人気のある治療法です。

多くの場合、1回の治療で終わるため、メタル・フリーで、スピーディに治療を終えたい方におすすめです。

前歯を美しく見せる【ラミネートベニア】

ラミネートベニアラミネートべニアは、歯の表面を削り、薄いセラミックを貼り付ける治療法です。

気になる前歯の色や、すきっ歯を隠すことができます。ホワイトニングなどに比べて、後戻りがないのがメリットと言えます。

【2回の来院で美しい白い歯を】"ルミネアーズ"についても見る

クリーンな環境をつくるのは、歯科医院の義務だと思います

滅菌対策

インプラントなどの外科手術も、感染などのリスクをなくすために、徹底した洗浄と滅菌対策を行っております。

きれいな環境で、患者さんにリラックスしていただきたいという想いもこめています。

健康になるために歯科医院に来たのに、逆に病気になってしまったら、本末転倒ですからね。清潔な環境で治療を行うことは、歯科医師にとっても、気が引き締まり、より精度の高い治療を行おうという意識も高まるものです。

医院のクリーンさも、歯科医院を選ぶ上で、大切なポイントなのかもしれませんね。

【独自の取り組み】歯だけでなく、全身の健康を考えた検査を

独自の取り組み

どんな病気も、早期発見することが、早期治療につながります。ただ歯を治すだけでなく、患者さんの健康を考えた検査を行わせていただきます。

正確な治療を行うためには、はじめの検査がとても大切です。検査がまちがっていては、どんな治療も効果を十分に発揮できないからです。

血液検査や遺伝子検査、尿検査など、様々な検査によって、患者さんの健康状態を知った上で、はじめて本格的な治療に入らせていただきます。患者さんに下記の検査を受けていただいております。
すべての検査には意味があります。

検査項目
|血液検査72項目
手術を行う予定の方は感染症(B型C型肝炎ウィルス等)を含みます。
栄養解析レポートを作成した場合は、別途費用が必要になります。
|尿検査
必要に応じて行います。
|毛髪有毒金属
|尿経路排泄有害金属
|IgGフードテスト
|生活習慣・遺伝子検査
|口腔内歯周病菌遺伝子検査
|口腔内基本歯周検査
|有機酸代謝検査
|ガンリスク検査

【独自の取り組み】病気のリスクがわかる「遺伝子検査」

独自の取り組み人間の遺伝子は「ヒトゲノム計画」によって遺伝子配列の99.99%の正確さで判明しております。遺伝子のデータを動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの疾患との関連性を調べる研究はまだまだ始まったばかりであります。しかし改質遺伝子を調べることにより生活習慣病発症のリスクがいくつかわかってきております。

歯周病などの感染症に対応する遺伝子や酸化ストレスなどの老化などに関与する遺伝子もわかっております。それらの遺伝子を調べ解釈することで、治療や栄養指導、投薬などより個々に合った治療を進める事ができます。

われわれの健康は食事や習慣などのライフスタイルや精神的・局所的なストレスなどに加えて、遺伝的な要素も深く関わっています。それは、もちろん、虫歯や歯周病のなりやすさにも関係のあるものです。

いわば、遺伝子は健康の地図のようなもの。遺伝子を知ることで、健康なライフスタイルをめざします。

知っていただきたい【銀歯の危険性】

アマルガムの危険性水銀アマルガムは、歯科治療で歯の修復材料として使われる金属のひとつです。他にも、金、銀、銅、ズス、亜鉛、パラジウムなどの金属もよく使われますが、近年アマルガムは人体に有害な金属であることが知られてきております。

銀とスズの合金に、銅や亜鉛を混ぜた粉末を無機水銀で練って作られるアマルガムは、物性が良く、安く、操作が簡便であることから、19世紀初頭のフランスで開発されてから、世界中で多くの歯科治療に使用されました。

しかし、近年、体内に蓄積された金属による全身疾患の原因が、アマルガム由来の水銀にあることがわかってきました。

水銀の蓄積による症状として、

1. 
頭痛
2. 
集中力低下
3. 
唾液分泌量異常
4. 
キレやすいなどの精神的症状
5. 
むくみや体重増加
6. 
背中や肩の痛み
7. 
アレルギー疾患
8. 
腎疾患
9. 
歯肉炎・歯周炎
10. 
骨形成不全


などが報告されています。

詰め物の大きさや数、水銀の蒸発量も違い、症状に個人差もありますが、水銀の蒸気とガルバニー電流がジワジワと体を蝕んでいきますので、思い当たる方にはアマルガムの除去をお勧めいたします。

【アマルガムの危険性】不要な有害金属の体外排泄を促すキレーション治療

アマルガムの危険性人体に有害なアマルガムですが、安易に除去するのは非常に危険です。水銀蒸気は、皮膚や粘膜から吸収されますので、誤った治療法を行いますと、食欲不振、頭痛、倦怠感、震え、不眠、精神症状などの原因となります。粘膜や鼻から蒸気を吸引して危険です。

水銀が身体に吸収されないように防護しながらアマルガムを除去し、同時に体内に蓄積した重金属を調べて、キレーション治療を行います。体内の脳や脂肪、骨など様々な組織に蓄積された有害金属は、アマルガムを除去しただけでは簡単には排泄されません。

日常生活を営んでいると食物や空気、土中から水銀をはじめ鉛、銅、アルミニウムなど驚くほど多くの金属が蓄積しています。

術前検査の重要性など

術前検査の重要性1手術の前には術前検査は必ず必要です。歯科的な物は無論のこと血液検査はとても重要な情報を提供してくれます。

血液検査や点滴などは手術には最低限必要です。もしもの場合に準備していないと突然のでき事に対応できなく、重篤な結果を招きかねない危険性があります。

ちょっと近所に出かけるように気楽に手術しに来られる方もいますが、どんな小さな手術でも手術は手術です。多かれ少なかれ傷を作り、それをしっかりと直さなくてはなりません。

術前に血液検査を行わない歯科医院ではインプラントなどの手術を行うと、あなたの知らない病気で全てが台無しになるかもしれません。

血液検査では様々な身体の状態が分かります。症状が無いから安心ではありません。術前検査では、問診は非常に大切な情報になりますので80項目の質問があります。

今までに来院して術前検査をしてみると、血液検査で血糖値が400を超えていた方や重篤な脂質異常、急性白血病、貧血、腎・肝疾患などや患者自身が認識していなかった感染症などが発見された事がありました。知らないで手術すると、それがきっかけで疾患が悪化することや、治癒が遅れるなどして結局はあなたの寿命を縮めるかもしれません。

知ることにより手術は延期になるかもしれませんが、体調を整えて安定してからでも遅くはありません。

透析しながらや、心臓の手術をしてから再度仕切りなおして挑まれて問題無く経過を過ごされている方もおります。また、血液検査から栄養状態なども分かり、栄養療法や食事療法が手術の予後を左右するのはもちろんのこと、皆さん気になる体重管理にも一役かっています。

術前検査の重要性2手術中はいつ何時出血するか分かりません。術者は経験が豊富でも手術を受ける人々皆が同じ解剖学的形態や病態ではありません。切ったり削ったりすると突然出血する可能性もあります。

局所的な止血は無論のこと、輸液など点滴からの処置が必要とする局面もあります。感染症や痛みのコントロールに対してもとても効果的であります。

手術手技や成功率など上面だけで議論するのではなく、そこに身体あるという背景も非常に重要であることを認識しておいてください。


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