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2009年4月11日

【表面麻酔】痛みの少ない麻酔

表面麻酔今までは、「虫歯治療の痛みを少なくするはずの麻酔注射が痛い」というのが、歯科医院が嫌われてしまう理由のひとつでした。麻酔注射をする前に、歯ぐきへクリームを塗ることで、注射の痛みを少なくする表面麻酔を行っております。

また、極細の注射針を使い、長年の感覚を活かして、できるだけ痛みの少ない麻酔を行えるように心がけています。注射が苦手な方も、ぜひ一度ご相談ください。

【静脈内鎮静法】リラックスできる治療環境を

リラックスできる治療環境リラックスして治療を受けていただくために、「静脈内鎮静法」を行っております。静脈内鎮静法は、薬を点滴させていただくことで、不安感や緊張を和らげられる方法です。

大学病院では頭頚部領域に限らず、心臓麻酔や肝臓、肺などの全身麻酔を行ってきた経験を生かして血圧や呼吸を監視させていただきながら、ゆっくり薬を点滴していき、鎮静効果が現れたら治療を開始します。治療時間を短く感じ、予後もいいというメリットのある治療法です。

鎮痛効果はありませんので、局所麻酔薬の併用が必要になります。治療後は、元の感覚に戻ったことを確認させていただいてから、帰宅していただくことになります。

削らない治療

削らない治療一般的な虫歯の治療はタービンやエンジンと言われる器械で歯を削り治療する方法がとられます。しかし初期の虫歯であればカリソルブという消毒薬とアミノ酸を合わせた薬剤で、健康な部分を試食しない虫歯部分だけを溶かす方法で治療することが可能です。

特徴としては、

(1)治療時の痛みが少ない
(2)タービンなど不快な音を発生する機械を使用しない
(3)虫歯のみの選択的除去が可能

などが挙げられます。

不幸にして神経近くまで虫歯が達してしまった場合は、神経を保護する処置や虫歯の菌によって溶解した歯質を再石灰化させることによって神経を残すことできる場合があります。
いずれにしろ手術用の顕微鏡と防湿ラバーダムは必須となるでしょう。

口元から美しくなる審美歯科治療

審美歯科治療

虫歯や歯周病の治療とは違い、整った歯並びや白く輝く歯をつくる治療が審美歯科治療です。

美しい笑顔は、美しい口元から生まれます。一緒に、笑顔が似合う美しい口元をめざしましょう。

このページでは審美歯科治療についてご紹介いたします。

白く美しい歯をつくるオールセラミック

オールセラミックジルコニアやニケイ酸リチウムガラスセラミックスの イーマックス( e.MAX)などのセラミック素材で作られた、金属を使わない人工歯による治療です。

天然の歯と変わらない自然な色合いで審美性や生体親和性にも優れており、前歯の治療にも、奥歯の治療にも用いることができる万能の治療法です。

金属アレルギーの心配がなく、汚れがつきにくいのが特徴。審美面からも、健康面からもお勧めしたい治療法です。

治療の跡が目立たないコンポジットレジン

コンポジットレジン歯と同じ色を使った詰め物が、コンポジットレジンです。

オールセラミック等に比べて、小さな虫歯の治療に使われることが多いのが特徴。金属による治療に比べて、歯に近い白さを実現できるため、人気のある治療法です。

多くの場合、1回の治療で終わるため、メタル・フリーで、スピーディに治療を終えたい方におすすめです。

前歯を美しく見せる【ラミネートベニア】

ラミネートベニアラミネートべニアは、歯の表面を削り、薄いセラミックを貼り付ける治療法です。

気になる前歯の色や、すきっ歯を隠すことができます。ホワイトニングなどに比べて、後戻りがないのがメリットと言えます。

【2回の来院で美しい白い歯を】"ルミネアーズ"についても見る

クリーンな環境をつくるのは、歯科医院の義務だと思います

滅菌対策

インプラントなどの外科手術も、感染などのリスクをなくすために、徹底した洗浄と滅菌対策を行っております。

きれいな環境で、患者さんにリラックスしていただきたいという想いもこめています。

健康になるために歯科医院に来たのに、逆に病気になってしまったら、本末転倒ですからね。清潔な環境で治療を行うことは、歯科医師にとっても、気が引き締まり、より精度の高い治療を行おうという意識も高まるものです。

医院のクリーンさも、歯科医院を選ぶ上で、大切なポイントなのかもしれませんね。

【独自の取り組み】歯だけでなく、全身の健康を考えた検査を

独自の取り組み

どんな病気も、早期発見することが、早期治療につながります。ただ歯を治すだけでなく、患者さんの健康を考えた検査を行わせていただきます。

正確な治療を行うためには、はじめの検査がとても大切です。検査がまちがっていては、どんな治療も効果を十分に発揮できないからです。

血液検査や遺伝子検査、尿検査など、様々な検査によって、患者さんの健康状態を知った上で、はじめて本格的な治療に入らせていただきます。患者さんに下記の検査を受けていただいております。
すべての検査には意味があります。

検査項目
|血液検査72項目
手術を行う予定の方は感染症(B型C型肝炎ウィルス等)を含みます。
栄養解析レポートを作成した場合は、別途費用が必要になります。
|尿検査
必要に応じて行います。
|毛髪有毒金属
|尿経路排泄有害金属
|IgGフードテスト
|生活習慣・遺伝子検査
|口腔内歯周病菌遺伝子検査
|口腔内基本歯周検査
|有機酸代謝検査
|ガンリスク検査

【独自の取り組み】病気のリスクがわかる「遺伝子検査」

独自の取り組み人間の遺伝子は「ヒトゲノム計画」によって遺伝子配列の99.99%の正確さで判明しております。遺伝子のデータを動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの疾患との関連性を調べる研究はまだまだ始まったばかりであります。しかし改質遺伝子を調べることにより生活習慣病発症のリスクがいくつかわかってきております。

歯周病などの感染症に対応する遺伝子や酸化ストレスなどの老化などに関与する遺伝子もわかっております。それらの遺伝子を調べ解釈することで、治療や栄養指導、投薬などより個々に合った治療を進める事ができます。

われわれの健康は食事や習慣などのライフスタイルや精神的・局所的なストレスなどに加えて、遺伝的な要素も深く関わっています。それは、もちろん、虫歯や歯周病のなりやすさにも関係のあるものです。

いわば、遺伝子は健康の地図のようなもの。遺伝子を知ることで、健康なライフスタイルをめざします。

知っていただきたい【銀歯の危険性】

アマルガムの危険性水銀アマルガムは、歯科治療で歯の修復材料として使われる金属のひとつです。他にも、金、銀、銅、ズス、亜鉛、パラジウムなどの金属もよく使われますが、近年アマルガムは人体に有害な金属であることが知られてきております。

銀とスズの合金に、銅や亜鉛を混ぜた粉末を無機水銀で練って作られるアマルガムは、物性が良く、安く、操作が簡便であることから、19世紀初頭のフランスで開発されてから、世界中で多くの歯科治療に使用されました。

しかし、近年、体内に蓄積された金属による全身疾患の原因が、アマルガム由来の水銀にあることがわかってきました。

水銀の蓄積による症状として、

1. 
頭痛
2. 
集中力低下
3. 
唾液分泌量異常
4. 
キレやすいなどの精神的症状
5. 
むくみや体重増加
6. 
背中や肩の痛み
7. 
アレルギー疾患
8. 
腎疾患
9. 
歯肉炎・歯周炎
10. 
骨形成不全


などが報告されています。

詰め物の大きさや数、水銀の蒸発量も違い、症状に個人差もありますが、水銀の蒸気とガルバニー電流がジワジワと体を蝕んでいきますので、思い当たる方にはアマルガムの除去をお勧めいたします。

【アマルガムの危険性】不要な有害金属の体外排泄を促すキレーション治療

アマルガムの危険性人体に有害なアマルガムですが、安易に除去するのは非常に危険です。水銀蒸気は、皮膚や粘膜から吸収されますので、誤った治療法を行いますと、食欲不振、頭痛、倦怠感、震え、不眠、精神症状などの原因となります。粘膜や鼻から蒸気を吸引して危険です。

水銀が身体に吸収されないように防護しながらアマルガムを除去し、同時に体内に蓄積した重金属を調べて、キレーション治療を行います。体内の脳や脂肪、骨など様々な組織に蓄積された有害金属は、アマルガムを除去しただけでは簡単には排泄されません。

日常生活を営んでいると食物や空気、土中から水銀をはじめ鉛、銅、アルミニウムなど驚くほど多くの金属が蓄積しています。

術前検査の重要性など

術前検査の重要性1手術の前には術前検査は必ず必要です。歯科的な物は無論のこと血液検査はとても重要な情報を提供してくれます。

血液検査や点滴などは手術には最低限必要です。もしもの場合に準備していないと突然のでき事に対応できなく、重篤な結果を招きかねない危険性があります。

ちょっと近所に出かけるように気楽に手術しに来られる方もいますが、どんな小さな手術でも手術は手術です。多かれ少なかれ傷を作り、それをしっかりと直さなくてはなりません。

術前に血液検査を行わない歯科医院ではインプラントなどの手術を行うと、あなたの知らない病気で全てが台無しになるかもしれません。

血液検査では様々な身体の状態が分かります。症状が無いから安心ではありません。術前検査では、問診は非常に大切な情報になりますので80項目の質問があります。

今までに来院して術前検査をしてみると、血液検査で血糖値が400を超えていた方や重篤な脂質異常、急性白血病、貧血、腎・肝疾患などや患者自身が認識していなかった感染症などが発見された事がありました。知らないで手術すると、それがきっかけで疾患が悪化することや、治癒が遅れるなどして結局はあなたの寿命を縮めるかもしれません。

知ることにより手術は延期になるかもしれませんが、体調を整えて安定してからでも遅くはありません。

透析しながらや、心臓の手術をしてから再度仕切りなおして挑まれて問題無く経過を過ごされている方もおります。また、血液検査から栄養状態なども分かり、栄養療法や食事療法が手術の予後を左右するのはもちろんのこと、皆さん気になる体重管理にも一役かっています。

術前検査の重要性2手術中はいつ何時出血するか分かりません。術者は経験が豊富でも手術を受ける人々皆が同じ解剖学的形態や病態ではありません。切ったり削ったりすると突然出血する可能性もあります。

局所的な止血は無論のこと、輸液など点滴からの処置が必要とする局面もあります。感染症や痛みのコントロールに対してもとても効果的であります。

手術手技や成功率など上面だけで議論するのではなく、そこに身体あるという背景も非常に重要であることを認識しておいてください。

2009年4月 9日

成人の80パーセント以上が、歯周病に感染しています。

歯周病

35歳を越えると、歯を失う最大の原因が歯周病です。

歯周病は自覚症状が出にくく、緩やかに病気が進行していく病気です。口の中の細菌感染が、糖尿病や動脈硬化、心臓病、肺炎などの病気の原因となることもあります。

歯周病が進行すると、口臭や歯ぐきの出血、歯がグラグラするなどの自覚症状がでます。歯周病は、進行すると治しにくい病気ですので、初期のうちに発見することが大切です。

気になる方は、まずは検診にお越しください。

このページでは、歯周病治療についてご説明させていただきます。

歯周病の治療について

歯周病治療について歯周病の原因は主に歯石やプラークなどの汚れが原因です。

歯石やプラークとは細菌の塊のようなものです。口腔内細菌の種類や身体の栄養状態、健康状態や噛み合わせなど複合的要因が複雑に絡み合っているのが歯周病です。

歯周病の進行度や原因によって治療は変わってきます。歯周病が進行して重篤化していれば治療に時間もかかり、薬なども必要になることもあります。歯石など汚れの付き具合によっては歯のお掃除に1時間以上もかかることがあります。

歯周病の進行程度によって2段階のステップとなっております。治療が進み状態が良くなれば時間もお金もかからなくなってきます。

エアー・フロー(歯面清掃器)

エアー・フロー特殊なクリーニングパウダーを歯に吹き付け、着色汚れ(ステイン)・黄ばみを瞬時に落とし、歯本来の白さと輝きを取り戻します。

スケーリング

スケーリング専用器具を用いて、歯肉上や歯周ポケット内に付着した歯石を除去する治療です。初期の歯周病でしたら、ほぼ処置で改善できます。

歯石は一度除去しても、また付着しますので、3~6か月に1度のスケーリングをお勧めしています。

歯周内科的治療

歯周病菌最も多い伝染病は『風邪』ですが、最も多い病気は『歯周病』と言われております。その原因の一つに口腔内の細菌があります。口腔内には善玉や悪玉の細菌や真菌がおり、その数は1mlに細菌10億ともいわれております。

口の中の汚れや唾液を採取して顕微鏡で観察することにより、現在の菌の状態を観察することができ、分析も可能です。顕微鏡検査で歯周病の原因となる菌などが見られたら、薬による除菌療法をお勧めいたします。

数日間お薬を服用と、専用の歯磨き剤でブラッシングをして頂きます。結果を踏まえてクリーニングを行います。口腔内の細菌が全身の健康状態に影響を与える事は良く知られており、口腔内の細菌の状態を変えることにより、腸内環境も変わってきます。

歯周ポケット掻爬(そうは)術

歯肉に麻酔をしてから、歯周ポケットの中の歯石や歯垢を除去する手術です。
歯周ポケットの深さが3〜5mm程度の比較的軽症の場合に行います。

フラップ法(Fop)

歯肉(歯茎)を切開し、歯槽骨から剥離します。そして、露出した歯根のプラークや歯石の除去、歯槽骨の清掃、およびダメージを受けた歯肉などの組織を除去し、歯肉を元の状態に戻します。

歯肉切除

歯肉が腫れあがっている場合に行う治療法です。歯周病が悪化しないようにこの不要な部分の歯肉を切除し、安定のため縫合します。歯肉切除をしなくてもよい段階での治療を心がけております。

2009年4月 6日

【予防歯科】虫歯・歯周病にならないために

予防歯科

虫歯や歯周病に対するどんな治療よりも、虫歯や歯周病にならないことが、いちばんの健康法と言えます。

歯を守るための第一歩は、正しいブラッシングによるプラーク・コントロールから。ホームケアと、歯科医院で行う専門的な予防歯科を組み合わせることで、あなたの大切な歯を守ることができます。

こちらでは、予防歯科のメニューをご紹介させていただきます。

歯の汚れを取り除くクリーニング

クリーニング日々の歯みがきでは落としきれない、歯の黄ばみやくすみを取り除くのが、クリーニングです。

歯の表面にコーヒーや茶渋、タバコのヤニなどの色素が付着することが、歯の黄ばみやくすみの原因。その汚れを専門的な技術を用いてキレイにすることで、美しく輝く歯を取り戻すことができます。

歯石を除去するスケーリング

スケーリング虫歯菌などが固まり、歯の表面についたものが歯石です。

歯石ができると、歯に虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)がつきやすくなってしまいます。

その歯石を除去するのが、スケーリングです。スケーリングは専用器具を用いて、歯肉上や歯周ポケット内に付着した歯石を除去する治療で、初期の歯周病でしたら、ほぼ処置で改善できます。

歯石は一度除去しても、また付着しますので、3~6か月に1度のスケーリングをおすすめしています。

歯石やバイオフィルムを完全に取り除く 【PMTC】

PTMC歯医者さんが行う、より本格的な歯のクリーニングがPMTCです。

口の中にある、虫歯菌や歯周病菌などがお互いに結びつくと、粘着性のあるバイオフィルムという塊になります。バイオフィルムは、虫歯や歯周病の原因となりますが、歯みがきだけではなかなか落とせない厄介者。

このバイオフィルムを完全に取り除くことができるのが、PMTCと呼ばれる治療です。専用器具を使うことで、歯の表面の汚れや歯周ポケットの内側の歯の根の表面に付着している歯石やバイオフィルムを除去することができます。

効果的なブラッシング指導

ブラッシング歯科医院でのクリーニングだけでは、虫歯や歯周病を予防することはできません。日々の、正しい歯みがきが、大切な歯を守るためには重要です。

効果的なブラッシング指導を行っています。

歯ブラシ1本で全ての歯を磨くことは不可能です。でこぼこや隙間など様々な形に適応する歯ブラシはありません。ところが実際には、フロス・歯間ブラシなどの補助的清掃用具は使わないか、時々使用されている方がほとんどです。

歯ブラシは1本にこだわらず数種類を使い、さらに先の細い歯ブラシであるタフトと呼ばれるものやフロスを日常使用していただく事を提案しています。

知らず知らずに自己流になって、欠点が分かりづらくなった磨き方をしている患者さんにとって磨きづらい部分から磨くことで、時間も短縮でき、効果的に汚れを落とす事ができるようになります。

まずブラッシングをしていただき、磨き残しがないかをチェックします。その結果を踏まえて、歯ブラシの上手な握り方やブラシのあて方、動かし方を丁寧に指導させていただきます。

ご一緒にブラッシングのプロをめざしましょう。

歯周内科的治療

歯周病菌最も多い伝染病は『風邪』ですが、最も多い病気は『歯周病』と言われております。その原因の一つに口腔内の細菌があります。口腔内には善玉や悪玉の細菌や真菌がおり、その数は1mlに細菌10億ともいわれております。

口の中の汚れや唾液を採取して顕微鏡で観察することにより、現在の菌の状態を観察することができ、分析も可能です。顕微鏡検査で歯周病の原因となる菌などが見られたら、薬による除菌療法をお勧めいたします。

数日間お薬を服用と、専用の歯磨き剤でブラッシングをして頂きます。結果を踏まえてクリーニングを行います。口腔内の細菌が全身の健康状態に影響を与える事は良く知られており、口腔内の細菌の状態を変えることにより、腸内環境も変わってきます。

歯肉の血行を促進するガムマッサージ

口の中の唾液が少なくなると、口臭や虫歯、歯周病などのトラブルにつながります。
口腔内をやさしく刺激することで、唾液の分泌を促すのがガムマッサージです。

ガムマッサージでは、歯ぐきをマッサージさせていただきます。歯ぐきを刺激することで血行がよくなり、唾液が分泌しやすくなるのです。適度な刺激が心地良いとご好評をいただいておりますので、ぜひ一度お試しください。

歯肉マッサージ
アロマエッセンスを配合したマッサージペーストを用いて歯肉全体をやさしくマッサージいたします。

毎日酷使されている歯肉なども、肩や首などのように凝っています。マッサージによりコリと供に緊張を解きほぐすことにより歯肉の血行が促進されるだけでなく、大変リラックス効果も高いのが特徴です。ぜひ、一度心地良さを体感してみてください。

2009年4月 5日

【インプラント】自分の歯のようなしっかりした噛み心地を実現

インプラント

従来の「入れ歯」や「ブリッジ」、「差し歯」などに代わる治療法として開発されたのがインプラントです。骨にチタンやジルコニアでできた人工の歯根を埋め込み、その上に歯冠や義歯をつける治療方法になります。

審美的に自然な見た目なのと、機能的に自分の歯のようにしっかり噛めるのが大きなメリットです。「入れ歯」や「ブリッジ」のような違和感がなく、長期的に安定感があることも人気の理由です。「ブリッジ」のように、隣の歯を傷つける必要もありません。

このページではインプラント治療についてご紹介します。

はじめての方でも、安心できるインプラント治療を【治療実績1500症例以上】

インプラント実績治療に先立って治療方針について十分に説明を行い、必要な検査などを行った上で治療方法を選択していただき、治療計画を立てた後、治療に入らせていただきます。

インプラント手術では、基本的に静脈内鎮静を行い、手術中はリラックスした状態で受けていただくことができます。

また、手術は全顎的な大きな手術も基本的に1日ですべて終わることができます。インプラントを入れる骨が無くて治療をあきらめていた方も、ぜひご相談ください。

1500症例を超えるインプラント治療実績を活かして、患者さんひとりひとりに合わせたインプラント治療を行わせていただきます。

さまざまな治療法の中から、患者さんにベストな治療法をご提案

インプラント即日に仮歯を入れる事のできる即時加重、少ない本数で即日に噛めることができるAll-on-4や、より少ない本数で治療できるインプラント義歯、大きな骨造成の必要な治療など、通常の歯科医院では対応できない様な世界最先端の材料を使用した治療方法にも対応しております。

患者さんとじっくり話し合いながら、ベストな治療法をご提案させていただくこと。それも大切にしている治療方針のひとつです。

手術の腕だけでなく、材料にもこだわり抜きます。

患者さんの大切な身体に対して、外科手術を行うのですから、日々、手術の腕を磨くのはもちろんのこと。患者さんの身体の一部となる材料を選び抜くことにより、機能性や審美性はもとより安定性を視野に入れた治療を行わせていただきます。

インプラントシステム
世界的に販売しており、文献的にも信頼のおけるシステムのみを使用しております。
Astra Tech社
アストラテックシステム
前歯など審美領域で主に使用しております。長期的安定性には定評があります。
Biomet 3i社
歯周炎にも強く世界でも最も進んだシステムの1つです。骨が柔らかい症例などに使用しております。
サーテイン プリベール
世界で最も歴史と信頼のできるインプラントだけを使用しております。
Nobel Biocare社
即時負荷を行うなど困難な症例に主に使用しております。
ブローネンマルクシステム
ノーベルリプレイス
ノーベルアクティブ
Z-System社
通常のインプラントはチタンでできていますが、全てジルコニア・セラミックスでできております。骨結合にも問題無く次世代のインプラントと言われております。金属にアレルギーのある方や抵抗のある方に使用しております。

骨が薄い時などに使用する人工骨などは、全て人工材料と自家骨を使用しております。他家骨は特殊なケースを除いて使用しておりません。自身の血液から血小板や創傷治癒因子を分離して使用しております。さらに必要な場合は人工の治癒因子を併用します。

自家骨は口の中や足、腰など欠損など必要な量に応じて採取部位を、患者さんと相談して決めております。

チタンでも、アレルギーの可能性はあります。【ジルコニア・インプラント】

ジルコニア一般にチタン製のインプラント治療は、生体親和性が高くアレルギーも起こらないため安心だと言われています。ですが、まれにチタンでも金属アレルギーが出る方がいらっしゃいます。

それは、チタンは空気に触れるとすぐに酸化皮膜で形成されることに原因があります。そのため、酸化被膜を除去してからインプラントを使おうとする動きが出てきており、チタン以外のインプラントも選択肢の一つです。

ジルコニアはチタンより生体親和性が高いとも言われている金属で、ジルコニアの歯冠や支台は非常に良好な歯肉粘膜を維持できることが知られています。チタン製のインプラントに不安のある方はご相談ください。

ガイド手術

ガイド手術は、ソフトウェアを利用することでインプラントの治療計画シミュレーションから手術までの一連のインプラント治療を、より安全で正確にサポートし、予知性・安全性を更に向上させる画期的なシステムです。
患者様の解剖学的構造と補綴形態を組み合わせ、インプラント支台の補綴ソリューションを確実に実現させます。
インプラントガイド

骨量と骨質、重要な解剖学的構造、そして補綴形態といった様々な要因に基づき、適したインプラントの埋入位置とアバットメントのタイプを決定できます。
インプラントガイド

インプラントの治療の流れ

現状の把握
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CT・レントゲン診査
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解剖学的所見
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現在状況
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口腔内診査
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健康診断
血液検査やアレルギー検査、遺伝子診断など
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体調管理
必要に応じて基礎疾患のコントロールや栄養管理など手術の予後に関わる医学的処置を行います。
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歯周処置
まずは口腔内の状態を改善するために、歯周処置を行います。
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手術
十分に準備された状態で、静脈鎮静を併用しながら無痛状態で手術を行います。
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術後管理
3~8か月間の待機期間中に引き続き、体調管理や歯周治療、補綴処置などを行います。
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補綴処置
インプラントと骨が結合したら、印象を行い土台となるアバットメントを入れて、冠の準備を行います。まずは仮歯で形や大きさ、噛み合わせ機能などの様子をみてから問題なければセラミックなどの冠を入れて完成です。
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メンテナンス期間
しっかりと長く良い状態を維持するためにもメンテナンスは非常に重要です。歯周組織と補綴物の管理と全身状態や栄養状態などを把握をしながらメンテナンスを行っていきます。

5年ほど前より、残念ながらインプラントのトラブルの相談が増えてきております。他医院での再治療や治療の中止などでお困りの方へ、最善の結果へ導くためのお手伝いもしております。おひとりで悩まず、まずはご相談ください。

糖尿病など全身疾患を患っていらっしゃる方へ

インプラントインプラント治療をはじめ歯周病などは口腔内の状態で予後が左右します。感染やその他のリスクを総合的に評価しながら、末永く健康を維持できるように十分なケアをおこなっていきます。安易に知らずに治療を行って、後悔してはしきれません。

また、糖尿病などのリスクが高い方は術前に栄養・運動指導を含めた健康管理をおこなってからインプラント治療を行っております。

危険リスクは調べれば分かります。放置すればいずれ重篤な疾患を発症する可能性も少しでも減らすことが必要です。そのためにも確りとした検査と術後のケアを行うことにより、長期的に心身の健康が維持することができます。


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