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2009年4月 9日

成人の80パーセント以上が、歯周病に感染しています。

歯周病

35歳を越えると、歯を失う最大の原因が歯周病です。

歯周病は自覚症状が出にくく、緩やかに病気が進行していく病気です。口の中の細菌感染が、糖尿病や動脈硬化、心臓病、肺炎などの病気の原因となることもあります。

歯周病が進行すると、口臭や歯ぐきの出血、歯がグラグラするなどの自覚症状がでます。歯周病は、進行すると治しにくい病気ですので、初期のうちに発見することが大切です。

気になる方は、まずは検診にお越しください。

このページでは、歯周病治療についてご説明させていただきます。

歯周病の治療について

歯周病治療について歯周病の原因は主に歯石やプラークなどの汚れが原因です。

歯石やプラークとは細菌の塊のようなものです。口腔内細菌の種類や身体の栄養状態、健康状態や噛み合わせなど複合的要因が複雑に絡み合っているのが歯周病です。

歯周病の進行度や原因によって治療は変わってきます。歯周病が進行して重篤化していれば治療に時間もかかり、薬なども必要になることもあります。歯石など汚れの付き具合によっては歯のお掃除に1時間以上もかかることがあります。

歯周病の進行程度によって2段階のステップとなっております。治療が進み状態が良くなれば時間もお金もかからなくなってきます。

エアー・フロー(歯面清掃器)

エアー・フロー特殊なクリーニングパウダーを歯に吹き付け、着色汚れ(ステイン)・黄ばみを瞬時に落とし、歯本来の白さと輝きを取り戻します。

スケーリング

スケーリング専用器具を用いて、歯肉上や歯周ポケット内に付着した歯石を除去する治療です。初期の歯周病でしたら、ほぼ処置で改善できます。

歯石は一度除去しても、また付着しますので、3~6か月に1度のスケーリングをお勧めしています。

歯周内科的治療

歯周病菌最も多い伝染病は『風邪』ですが、最も多い病気は『歯周病』と言われております。その原因の一つに口腔内の細菌があります。口腔内には善玉や悪玉の細菌や真菌がおり、その数は1mlに細菌10億ともいわれております。

口の中の汚れや唾液を採取して顕微鏡で観察することにより、現在の菌の状態を観察することができ、分析も可能です。顕微鏡検査で歯周病の原因となる菌などが見られたら、薬による除菌療法をお勧めいたします。

数日間お薬を服用と、専用の歯磨き剤でブラッシングをして頂きます。結果を踏まえてクリーニングを行います。口腔内の細菌が全身の健康状態に影響を与える事は良く知られており、口腔内の細菌の状態を変えることにより、腸内環境も変わってきます。

歯周ポケット掻爬(そうは)術

歯肉に麻酔をしてから、歯周ポケットの中の歯石や歯垢を除去する手術です。
歯周ポケットの深さが3〜5mm程度の比較的軽症の場合に行います。

フラップ法(Fop)

歯肉(歯茎)を切開し、歯槽骨から剥離します。そして、露出した歯根のプラークや歯石の除去、歯槽骨の清掃、およびダメージを受けた歯肉などの組織を除去し、歯肉を元の状態に戻します。

歯肉切除

歯肉が腫れあがっている場合に行う治療法です。歯周病が悪化しないようにこの不要な部分の歯肉を切除し、安定のため縫合します。歯肉切除をしなくてもよい段階での治療を心がけております。


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