ビタミンE
米科学誌Nature Medicine Letter に「Vitamin E decreases bone mass by stimulating osteoclast fusion」とビタミンEを取り過ぎると骨粗しょう症を起こす危険があることを、竹田秀・慶応大特任准教授の研究チームが発表したと報道されておりました。
ビタミンEは、老化防止に有効とされる抗酸化作用があり、細胞膜脂過酸化防止、赤血球膜の安定化が知られております。
今までは過剰に摂取すると出血時間の延長が知られておりました。
今回の発表ではビタミンEを破骨細胞に加えると巨大化して骨粗しょう症を起こす危険があり、骨量の維持に関与しているとの事です。
あくまでもマウスの動物実験なので、すぐに人に適応されるかと言うと疑問ですが、ビタミンEは通常はサプリメント等で摂取する必要が無いとも言われておりました。
ちなみにビタミンEは8種類あり持続性のあるトコフェロールはコーン油、ピーナッツオイル、大豆油に含まれ、即効性のあるトコトリエノールは米、大麦、パーム油に含まれております。
がん改善効果や動脈閉塞や血小板凝集抑制と良い報告もありますので、引き続き今後の研究報告に期待します。
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