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2012年4月29日

毛髪検査や尿検査を行うと、体内に水銀や鉛、カドニウムなどの重金属を認めて驚かれる患者さんが多くいます。
口腔内の金属を除去したり、食生活の改善などの対策をとってもなかなか減少しな方は、ぜひシャワーヘッドを活性炭フィルター付きの物に交換することをお勧めします。
地区によって蓄積した重金属の傾向があるのですが、浄水場と相関関係があるとのデータも有ります。

飲料水は皆さん気を使いますが、毎日使用する風呂の水に気を使うことによって効果的に結果を招くことが出来るかもしれません。

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2012年4月15日

ジェネリック薬品とは特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造や販売する医薬品です。
医療業界では「ゾロ」と呼ばれております。
なぜ「ゾロ」と呼ばれるかと言うと、特許が切れるとゾロゾロと出てくるからです。
ちなみに「ゾロ」と雖も「バッタもん」や「パチモン」ではありません。

一般的には医療費削減の社会的な流れに伴って、国もまた医療コスト削減推進の観点からジェネリック薬品を推奨しております。

そこで
ジェネリックとは料理で言うなればレシピが特許です

たとえば料理の調理に例えると、「肉じゃが」であれば材料に肉・ジャガイモ・タマネギ・人参・醤油・砂糖・酒などが主な材料であります。
これをもとに10人に「肉じゃが」を作ってもらうと、全く同じものが出来るわけではなく10種類の肉じゃがが出来る事でしょう。
ジェネリックにおいても材料と作り方は一緒でも出来あがる薬品は少し違うのです。

そこがジェネリックの良いところでも悪いところでもあります。

必要時に投薬する薬は、基本的に調味料の塩や胡椒などのさじ加減と同様に、その味と量の加減を医師が知らないと"食べれない"ことになりかねません。

ジェネリックはどうも元祖本家と同じ様にいかず、さじ加減というか味が違う気がするので、基本的に本家の薬剤を使用してしまいます。

塩も産地や製作者によって味は変わるので料理への使い方も変わります。
ジェネリックにも適材適所があるかもしれません。
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2012年4月12日

いつも疲れていませんか?
週末が待ち遠しくありませんか?
身体がだるくて力が入らない。
集中できない。
考えるのがうっとうしい。
朝起きられない。
などの症状に心当たりがある方は慢性疲労症候群かもしれません。

これらの症状が6カ月以上続くと間違い無いかもしれません!

原因は不明とされております。

「ストレス」、「ウイルス」、「アレルギー」等が原因ではないかと言われております。
また職場が忙しくなり、長時間労働が続くと食事もおろそかになりビタミンやミネラルの欠乏状態もあるかもしれません。
どうしてもコンビニ食やお菓子などで空腹をしのいでいると徐々に栄養状態が偏り、栄養失調の状態になります。
また同じものを食べ続けて「遅発型アレルギー」に陥っているかもしれません。

副腎疲労症候群と言われる、ストレスホルモンの分泌を担っている副腎機能低下によっても同様な症状がでます。

慢性疲労症候群の原因は様々ですけれど、自分自身で出来る事として食事に少し気を使うと少しずつ改善が認められるかもしれません。
しかし、先ずは腫瘍など重篤な疾患との鑑別検査は必要です。
同じような症状が出る疾患も多くありますからね。
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2012年4月11日

歯を白くしてくれ!
ラミネートべニアをしたい!
銀歯をセラミックで白くしたい!
歯並びを綺麗にしたい!
ホワイトニングしたい!
インプラントを入れたい!

などと訴えて来院される方が多くおります。
素晴らしい材料や薬剤が多く出回っております。
一時的には良くはなるでしょう。

しかし根本的な原因を取り除かないと治ったとはいえません。
一見直しても良い状態は長くは続かないでしょう。
張子の虎は本物の虎にはなれません。

噛み合わせ。
口腔衛生状態・口腔衛生習慣。
カリエスリスク(虫歯のなりやすさ)。
歯周疾患リスク。
顎関節の状態。
残存歯の状態
処置歯の状態
全身状態・生活習慣。
等々治療する前に考えないといけないことは沢山あります。

なぜ悪いのか?
どうして悪くなったのか?
火の無いところには煙は立ちません。原因をまず付きとめてからです。
矯正治療でも、歯並びが良くなったのに衛生管理が良くなく虫歯だらけになったり顎関節症になったなどと言う話は良くあります。

過去の轍を見て、先々の方向性を見極めるが筋です。
20年、30年後にどうなっているのか。
二度と治療しなくても良いように。
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2012年4月 9日

口さびしい時に思わずお菓子を口に運んではいませんか?
お腹が空いてはいないのに、お菓子を食べてはいませんか?
食べる量を減らせばいいと言って自分自身をごまかしていませんか。

手短な対策としてはとにかく買うのをやめましょう。手元に置かないのがベストです。
あれば思わず手が伸びてしまい、食べてしまいます。
お菓子売り場には悪魔が棲んできます!近づいてはいけません。

あとは食品表示ラベルを見る習慣をつけましょう。
見て確認すると買う気も失せる食品は多数あります。
原材料リストは含有量が多い成分の順に並んでいるので、上から3つぐらいは必ず確認しましょう。意外な物が意外な順番で並んでおり、驚くかもしれません。

栄養成分表も確認しましょう。
エネルギー量(カロリー)や脂肪など見てみてください。

慣れると表示を見ると味のイメージが付きます。

判らなければインターネットには沢山の情報があります。
解ると面白くなります。(気分は悪くなるかもしれませんが・・・)
またスマートフォンのアプリには食品表示を写真で撮ると、アレルギー等教えてくれる便利なものもあります。

急には減らせませんので、少しずつ減らしましょう。
ちなみにお菓子の代わりに見つけた食品を健康に良いからと無理して食べたり、毎日食べるのをやめましょう。
直ぐに嫌になりますよ。
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2012年4月 4日

鉛筆の芯はグラファイト(黒鉛)です。
グラファイトは炭素だけからなる物質であります。
グラファイトは炭素の層がミルフィーユやバームクーヘンの様に層状に重なっており、1947年に理論物理学者のPhilip Russell Wallace氏によって単層に出来ると予言されておりました。
これを実現したのが、2010年ノーベル物理学賞を受賞したAndre Geim氏とKonstantin Novoselov氏です。
鉛筆とセロテープでノーベル賞をとったと話題になりました。
鉛筆の芯にセロテープを張り、剥がすとシート状に炭素が採れたそうです。

グラフェンは炭素極薄のシート状の構造であるにもかかわらず、これまで知られている中で最も強く、軽く、導電性の高い素材の1つであります。

今回、グラフェンを用いた小型センサーが開発され、これを用いて細菌の検出ができるとの報告が、Nature Communications、2012年03月28日に掲載されました。

「Bacterial sensors with bite」という表題で、著者のMcAlpineらは、グラフェンを絹の薄膜上に転写して作った生物探知器を歯のエナメル質など、さまざまな生体材料上に移し、生化学的標的を検出するための高感度のプラットフォームを構築したそうです。

今後将来的に口腔内の細菌がリアルタイムに判るなど面白い応用が期待できそうです。

口の中は500億あまりの細菌が生息しており、歯を磨き忘れると1兆を越えるともいわれております。
歯を磨き忘れるとアラームが鳴るかもしれませんね。
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2012年4月 2日

日常の食事に少し工夫すれば栄養価を上げる事が出来ます。
そこでチアシードです。
チアシードは学名「サルビア」というシソ科サルビア属のミントの一種の種子です。
中米が原産地といわれ、黒ゴマの様な形をしています。
しかしゴマと違うところは、水に浸すとドンドン膨張して体積が10倍程に膨らみます。

チアシードには、食物繊維だけではなく、ビタミンB・アミノ酸・カルシウム・マグネシウムも含まれ、抗炎症に働くαリノレン酸も多く含まれていることも知られております。

αリノレン酸はオメガ3系といわれる不飽和脂肪酸の一つです。
α-リノレン酸は体の中でEPA・DHAに変換されます。
EPA・DHAは血中の悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やしたり、中性脂肪やコレステロールを減少させ、血液をサラサラにする効果があります。
そのため、生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防に役立ちます。

チアシードをサラダやヨーグルト、野菜スープなどに加えてみてください。
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2012年4月 1日

ビスフェノールA は、主に食品産業のプラスティックの原料として使用される化学物質です。
歯科領域でのプラスティックは様々なところで使用されております。
たとえば白い詰め物です。
レジンと呼ばれ小さな虫歯等を修復する時に、青い光を当てて固める材料です。また白い被せ物等は全てレジンと呼ばれる物です。
仮歯もプラスティックです。
義歯のピンク色の部分もまたレジンです。
今や世界中の歯科治療はレジン無くしては語れません。

以前からこのビスフェノールAは環境ホルモンとされ問題視されておりました。
しかし、様々な研究結果を集めて詳細に検討した結果、ビスフェノールAはヒトの健康に影響がないと結論づけられております。

ただ、危険性は無くなった訳ではなく、厚労省は「成人への影響は現時点では確認できない」としながらも、「公衆衛生上の見地から、ビスフェノールAの摂取をできるだけ減らすことが適当」と発表しており、カナダでは危険物質と指定されております。

ビスフェノールAが虚血性心疾患との関連性を示す論文も出ております。(A Concentration and Risk of Future Coronary Artery Disease in Apparently Healthy Men and Women Circulation. 2012;CIRCULATIONAHA.111.069153published online before print February 21 2012, )
肝障害、膵β細胞障害、甲状腺細胞障害、肥満促進効果などとの関連性も訴えられているために、今後の動向が要注意な材料であることは間違いありません。

有用ではありますが有害性は未知でありますので、出来るだけ使用しない、残留させない配慮ある治療もまた必要です。
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医師 高野仁男
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医師 高野仁男

【経歴】
東京医科歯科大学医学部大学院修了
東京医科歯科大学医学博士第1294号
横浜市立大学医学部口腔外科学講座
済生会横浜市南部病院歯科口腔外科
健康食品管理士

【関連学会】
日本口腔外科学会
日本形成外科学会
日本再生医療学会
Dental Practice-Based Research Network
Japan Auto-Tooth Bone Bank
口腔先端応用医科学研究会
健康食品管理士認定協会

【所属学会】
日本口腔外科学会
日本形成外科学会
日本再生医療学会
日本口腔腫瘍学会
米国インプラント学会
ヨーロッパ・インプラント学会
米国歯周病学会