痛風と重金属の蓄積
痛風は尿酸が関節に蓄積して激烈な痛みを伴う疾患です。
吹いた風があたっても痛いので痛風と呼ばれたらしいです。
痛風になると、健康だった人が突然に日常生活に支障が出るので厄介な病気です。
体に蓄積した鉛に痛風リスクがあると報告されておりました。
40歳以上の6153人を対象に、許容範囲内(1.21μmol/L未満)の血中鉛濃度と痛風リスクを調査したところ、痛風を患っている率は最高四分位群(平均0.19μmol/L)の6.05%、最低四分位群(同0.04μmol/L)の1.76%だった。
最高群は最低群に比べ痛風リスクは3.6倍、高尿酸血症リスクは1.9倍高かった。
(Low-Level Lead Exposure and the Prevalence of Gout: An Observational Study.Ann Intern Med. Krishnan E et al.21 August 2012;157(4):233-241.)
これまでも問診時に痛風にチェックされている患者さんは、
体内に蓄積した重金属を検査すると、鉛が高い傾向にあると感じておりました。
報告されて、"やはり!"と納得しました。
今後は鉛を排泄させると痛風が軽快するかなどや、関連性の詳細が分かればさらに良いですね。
痛風患者には朗報です。
http://dent-implant.jp